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【TOP INTERVIEW】Jfort Pte Ltd 松本 尚氏

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シンガポールでも通用するマーケティング力

ー どうして焼肉業態だったのですか?
当時のシンガポールには、普段使いしやすい価格の焼肉店が少なかったので、適正価格で味が一定レベルに保たれている店なら流行ると思ったからです。2016年12月に日本産牛を適正価格で提供する「焼肉王」を、日本人駐在員が多いテロックアイヤーにオープンしました。予想通り1ヶ月もしないうちに予約が殺到する人気店となり、開業から半年でもう2店舗オープンしました。

「焼肉王」外観

ー 2020年は新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るいましたが、店舗への影響はありましたか?
シンガポールでは4~6月までロックダウンしていたので、売上は前年同月比30%ほどまで落ち込みました。しかし現在は125%にまで回復。シンガポール在住者は海外旅行好きが多い印象ですが、現在は新型コロナの影響で国内にとどまっているため、外食費にお金をかけているようです。また、2020年8月には居酒屋「まつもと」をシンガポールのビジネス街・タンジョンパガーにオープンしました。シンガポールでは珍しい個室があることからも話題を呼び、現在では1~2週間前の予約が必須となっています。

ー 海外進出を検討している飲食店経営者にアドバイスをいただけますか?
信頼できるパートナーと組むこと、現地の最新で正確な情報を提供してくれる友人を作ることだと思います。前述の「まつもと」は、事前に確認していたにもかかわらず、煙が原因で近隣住民と揉めたり、オーナーと衝突したりして、1度移転しています。このような事実やマイナスな意見を控え、成功談のみ話す方もいらっしゃるので、さまざまなアドバイスをもらうことが大切だと思います。

「焼肉王」の今後の夢、展開とは

ー 現在運営されている店舗について伺えますか?
前述した「焼肉王」に加え、日本各地の漁港から取り寄せた鮮魚を提供する居酒屋「魚王魚王」、上質な肉とすし、ラーメンまで食べ放題の「焼肉王子」など計14店舗をシンガポールで経営しています。「和食五縁」はフードコートをメインに出店していたのですが、経営の筋肉質化を図り、2019年12月あたりから1年ほどかけて半数の店舗をスタッフなどに売却しました。

ー 今後の展開を教えてください。
2021年内に個室居酒屋を1店舗出店予定です。店自体を個室にしたような造りにして、周囲を気にせずくつろいで食事ができる空間を提供します。こちらは、物件が見つかり次第オープン予定です。また、お客様に「お金を払う価値がある」と思っていただけることをベースに考え、個室居酒屋をさらに展開し、シンガポールの「個室居酒屋でのマーケットリーダー」を狙っていきます。

まるで日本にいるかのような、なじみのある雰囲気が漂う店内

ー 最後に夢は何ですか?
個人的には沖縄で釣りをしながら隠居生活をしたいです。
私が作り上げたスキームは海外でも通用すると考えているので、新型コロナが落ち着いたら多店舗展開も構想していきます。

※1シンガポールドル=約80円で換算

店舗情報

店舗名 焼肉王
業態 焼肉店
店舗住所 5 Koek Rd. #01-07/12,13, (S) 228796
電話番号 +65 6733 1248
営業時間 12:00~22:30
URL https://www.facebook.com/yakinikuoh
MAP
備考 他店舗 海外 シンガポール13店舗
※他業態含む
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rin

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